— 2016年9月29日
次男、龍の誕生日.
4人の子供は8のつく日に生みたいと
思い尽くして
前日から陣痛が起きるよう
丹田呼吸で促して
長女11月18日、
長男12月8日
三男8月8日
見事成し得た技であるが・・・。
龍は一筋縄でいかなかった
前日27日からヤンキー座りで
丹田呼吸。仙骨開き、
子宮頚管が開いていったのに
28日分娩台にあがって、いきむも
ナカナカ降りてこず
深夜12時過ぎてやっと産声を上げた
へその緒が首に巻き付いていた
あまりにもきれいなピンク色でびっくりした
あれから20年
二十歳になった!
17歳の夏
高校の野球部の応援にいき
補習授業を受け
進路に悩んだ
そのとき
ぶっ倒れた
それから何度も何度もぶっ倒れ
いつの間にか
鼻チューブ、尿管カテーテル
拘束手袋で
ベッドに縛り付けられる日々を送った
車椅子で移動、いろうも相談された
仕方なかった
診断された難病。
日本で数少ない
優秀な先生たちを
知ってゆくのには
時間があまりにも
かかりすぎた
半年に渡り
病室に横たわる彼は
無意味ではないはずだが
空虚な時間が通り過ぎた
そして闘病生活の
3年間の間に
家族の徹底した在宅介護が継続される
ダメージの多い脳の高次機能は
ナカナカ回復が難しいが
退院後買い続けた
水槽を泳ぐ魚たちに
朝晩2回えさをやり
元気なときは小田原漁港まで
釣りに出かけることも出来るようになった
生きるエネルギーとは?
彼は高校時代
とても特異な釣り部に属する。
個性の塊が集まる釣り部は
追体験が苦手な自分に
心地よく符合した
つまり自分は不登校で、心身弱かったので
学校の行事はことごとく苦手
もちろん子供の学校行事も大の苦手
しかし、彼が闘病することになり
会いたい釣り部のメンツに
じぶんもマジ向き合うことになる
ちがうっていわれるかもしれないけど
釣り部のメンツもどうやら私と同じ
社会になかなか交わらない特異体質(失礼)
当たり前に一緒に勉強し、遊んでたのに
急にコミュニケーション難しくなった龍を囲んで
いったいどうやって時間をすごせるだろう
でもね
それはそこ
入院先にもお見舞いに来てくれて
退院後もバーべキューやライブに
足しげく運んでくれた
ゆうまくんたちが
時間をなめらかにしてくれる
さすが釣り部元部長!
だから一緒に話していても
違和感なくいられる
龍も安心しているからね。
四十八瀬川で川釣りして
毎日、逢いたくて、、合いたくて、、会いたくて
書き綴った龍の絵をみてもらって
それぞれの大学生活しゃべりながら焼肉大会
釣り部の元部長二人が
太鼓判押した
まとまりのない釣り部、と。
そうさみんな
さかなと向き合って
孤独な時間を楽しんでるんだもの
まとまらなくて当然
個が輝いて当然。
しぜんにながれるつぶ
ありがたい
あくしゅで
バイバイ~
就寝後
龍はぽつりひとこと
みんなしってるんだよ
わー
こんな追体験を
息子と楽しめるなんて
秋のマジック
生きるエネルギーとは?
湧き起こる
愛かな