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くもひとつ
からだひとつ
四十八瀬の河原で焚き火ひとつ
子らと
みそぐ
とりもさかなもようちゅうも
さながらひとつのからだをもって
みぶるいしたり
ほくそえんだり
わたしもここにこうしていよう
みんなたいら
しかしいまある
いのちのつぶはいかようにも
かたちをかえて
でっかく広がり、
ちいさくちぢむ
無限の魂
頭の回路は
途絶えても
心の回路は
自由変幻
跳ぼう
とぼとぼか
ぼとぼとか
おもうようじゃなくていいじゃない
自由奔放
縦横無尽に走り抜ける神経
探っていても仕方ない
とにかく
跳ぼう
ぽたぽたおちるなみだくん