10月21日舞踏報告

秋
10月21日 土曜日  4時から

龍宮城  ライブパフォーマンス
深い海の龍宮城の四方に広がる四季の風景の中
いのちの舞をさせていただきました。
悪天候の中でしたが
いろんな方面から
集まってくださりありがとうございました。

今回は
映像を駆使した空間に
感じた皆さんのそれぞれがあったようでした。
私は肉体と精神のつながりを意識し始めた、
20代からヨガを始め、舞踏につながりました。
きらら舞踏は、ヨガの鍛錬から生まれた
肉体と精神を繋ぐ神経による動きです。

冬

秋・・・臍の緒のつながりから
    内臓を取り出す舞
    うしなってはじめてわかる慈しみ
冬・・ 深い地底でうごめくいのちたち
    耐える舞
春・・ 神経のつながり
    へそから末梢まで
夏・・・絶望と希望

自分の体からつながる神経
いのちの連鎖
そのありようをた人も、それぞれの感想をいただきました。
一感想として付記します。

きらら娘です。
きらら舞踏を見た一感想です。

春

今回の龍宮城舞踏のテーマは『四方四季』でした。
始めに浦島はニシキテグリに乗って深海にもぐり、
乙姫と出会います。
『四方四季』の最初は秋のシーン。ここはまさに二人の出会いのシーン。
互いに気が合って、たくさんお話したりしてだんだんと仲良くなります。
二人は時間が経つのも忘れて毎日楽しく過ごしているのです。
次の冬のシーンでは、二人は愛を確かめ合います。
お互いに内面から見つめあい、「この人といて幸せだろうか」
「楽しく暮らせるだろうか」「どんな人なのかな」という風に
相手を知りたがっています。
そして、次の春のシーンでは、お互いの恋心が本物であることに気づきます。
お互いを求め合い、恋をする。
桜の花が舞う小道で二人はデートをしています。
そうしていくうちにだんだんと惹かれあっていき、
二人の気持ちは高ぶり、踊りだします。
時の流れを忘れ無我夢中でおどり続ける浦島と乙姫。
しかし、その楽しい時間も突然終わりが告げられます。
春のシーン終盤の激しいベースの音。
あれは乙姫の使いの者の怒りの声を表します。
陸の人である浦島と深海のひめである乙姫。
二人は結ばれてはいけない同志なのです。
姫と一般市民という風に、身分も違います。
夏

夏のシーンに切り替わる前のシーンで、乙姫は
浦島に玉手箱を渡します。
その箱の中には、「振り向かないで」と一言だけ書かれた手紙が
入っていました。
乙姫が浦島を思う気持ちは本物でしたが、
二人の恋は叶いませんでした。
彼女は、せめて自分とであったことは忘れて欲しい。
未来ある若者である浦島にはきっと新しいいい人が見つかるはず。
その願いを立った一言に託したのです。
振り向いてしまえば、浦島が二度と自分の世界に返れなくなってしまうと
思ったからです。
浦島は、その手紙どおりに一度も後ろを振り向かずに帰りました。
しかし、陸についた頃乙姫とともに龍宮城で過ごした楽しい日々が
走馬灯のように駆け巡ってきました。
乙姫に会いたいけど会えない。浦島は許されぬ恋に苦しみます。
それが、最後の衝撃的な夏のシーンです。
乙姫に会いたいきもちが日に日に強くなっていく。
井上陽水の曲の激しいベースの音。雨が降りしきる音。雷の音。
これらは全部浦島の心の内を表します。
浦島は、年を取らなかったぶん、乙姫に対する恋の未練に苦しみます。
病んでしまうほどに。
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この続きがハッピーエンドになるかどうかは次の舞踏にかけます。
それは浦島が絶望(どん底状態)から這い上がり、
乙姫との約束どおりいい人を見つけ、
乙姫と過ごした日々の楽しい思い出をかき消すぐらいの
良い思い出を作れるかどうかにもかかっています。
浦島が新しい恋をすればきっと彼にとっても幸せな暮らしが
待っているでしょう。
だからあえて乙姫は浦島に“老い”という呪いを
かけませんでした。
彼には又新しい人生を歩んで欲しい。希望を見つけて欲しいと願って。

次回11月25日4時から
龍宮城  ライブパフォーマンス
PartⅢ
四方四季の間

映像:シャンカール
舞台設営:まー
衣装:テル
カフェ:みー&そら
カメラ:海
絵画:龍

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追伸
打ち上げの様子は秘密にしたいくらい楽しいものでした。
しんかい6500の加藤博士の歌声
ボブディラン風のハモニカ&ギター
一研究者
一感性人

ありがとうございました。

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